大家さんのための第二種電気工事士合格体験記その1

まず初めに
チンシャクニンオオヤは2016年度の上期の試験を受験しました。
今後このブログに書かれた試験情報は古くなっていきますので、常に最新の試験情報を
一般財団法人電気技術者試験センターのホームページでお調べください。

「第二種電気工事士は一般住宅家屋や店舗などの600V以下で受電する設備の
工事ができます。」

ということは、ボロ戸建で必要となるような電気工事のほとんど全てがこの資格で
出来るようになります。なので、第一種電気工事士とか、電気主任技術者とかの
もっと難しい試験を受ける必要はありません。というか、それが必要な工事は
電圧とかすごいし怖いので素直に工賃払ってプロに任せましょう。

この資格の素晴らしいところは、他の多くの資格と違って、実務経験とか
学歴制限とかがありません。だから電気関係とは全く異業種の
サラリーマン兼業大家さんでも受験することができます。

試験は上期と下期に分かれていて、それぞれ申し込みは3月と6月になっています。
電気技術者試験センターのホームページから申し込めるので、時期が近付いたら
マメにホームページをチェックしてみてください。

おそらく、大家さんの多くは異業種出身でしょうから、筆記試験から受けることに
なると思います。私も筆記試験を受けました。筆記試験合格者と、工業高校卒とかで
筆記試験免除の人だけが技能試験に進めます。

筆記試験はマークシートの4択で、内容は、高校までの理科をちゃんと
勉強してきた人なら、真面目に事前対策をすれば受かるくらいのレベルです。

受験勉強にどれくらいの時間労力を取られるのかという点ですが、
チンシャクニンオオヤの場合は、本業サラリーマンをやりつつ
共働き核家族で家事育児のかなりの部分を負担しつつ、
大家業もやりつつ、結局2年越しとなりました。

しかし、実働での勉強時間で言うと、筆記試験対策は3日くらいです。
集中して勉強すれば延べ3日で済む勉強が家事育児に追われて2年かかった
ということですので、独身の方なら数日で筆記対策の
準備ができるのではないでしょうか。逆に女性大家さんで家庭持ちの方でしたら
私と同じくらいの時間を覚悟した方がいいかもしれませんね。

昼間は本業の会社では忙しくて勉強できませんし、同僚等にも知られたくないので、
休み時間にも参考書を開くことはありませんでした。

四十路を超えて夜がすっかり弱くなり、22時を過ぎると眠くて眠くて
勉強しても何も頭に入ってこない状態になります。20代、30代の若い方なら
家事育児をしながらでも夜に集中して勉強すれば、私よりももっと短期間で
合格できるのではないでしょうか。

そんな感じで最初の1年はほとんど何も出来ないまま棒に振り
2年目の上期試験申し込みの3月頃になって、たまたま運よく
本業の方で広島出張が入りました。

この広島というのが絶妙な距離で、新幹線出張が許される
最遠距離にある大都市が広島なのです。
これより遠く、九州とかになると
飛行機での出張となり、
椅子に座っている時間は1時間くらいになってしまいます。

さて、東京駅から広島までの新幹線で往復10時間と、
広島では仕事が終わってから用務先のお誘いも断って飲み会にも行かず、
ホテルにこもって夕方6時頃から12時過ぎまで、みっちり参考書を読み解いて
各単元ごとの練習問題も全てやって、
二日間の出張の間に参考書の4分の3くらいを終わらせてしまいました。

この時使った参考書が、

電気書院 電気工事士問題研究会著の
「フルカラーでわかりやすい第二種電気工事士らくらく学べる
筆記+技能テキスト」本体1800円

でした。
他にも参考書を買いましたが、結論から言うと、筆記対策はこれ一冊で十分です。

実を言うと初めはこの本に書かれていることがほとんど理解できませんでした。というのも中途半端に高校理科の記憶が残っていて、sin、cos等の公式を思い出せば本質的な理解が出来るに違いないと思ってしまったため、高校理科や高校数学を一から勉強しなおそうという愚かな試みを始めてしまったからです。

実際には、この本の解説は必要最小限の事だけが的確にまとめられていて、とにかく書いてあることだけを覚えて、例題と練習問題を反復練習して身に付ければ、それで試験の合格という最終目標に到達できるのです。合格には電気理論の本質的な理解は不要です。

それよりも、練習問題(ほとんど過去問)を反復練習して、体で解き方を覚えて、考える必要がない状態にすることが大事です。前半の計算問題はそんな感じで考えることなく瞬殺できるようになれば得点源です。

その後、施工方法や法律、部品の名前や用途など覚えるべきことがたくさんあります。こういう記憶勝負になると、「もっと若い時にやっとけばよかった」と後悔。覚えるしかないですが、この歳になると覚えた端から忘れていきます。

図面を見て問いに答える問題で重要なのは単線図を複線図に直す技術です。これは、しっかり練習して、特に3路、4路スイッチの回路など完璧に複線図が書けるまで練習します。

短時間で正しい複線図を書く能力は、次の技能試験で必須になります。

その際重宝したのが4色ボールペンでした。ノック式で黒赤青緑が一本になってる奴。これまでの人生で、なんでこんなボールペンがこの世に存在するのかよく解りませんでしたが、「複線図を描くためだったんだ!!」と妙に納得。まず初めに接地線を青で、非接地側電線を黒、負荷とスイッチを赤で結び、3路4路スイッチは緑で、という風に使い分けました。

というわけで筆記対策は以上。

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