これでよかったのか?障がいのある方の入居

つい先日退去がありました。1か月という異例の短期入居で退去されてしまいました。今回退去された方は、先日ご入居頂いた、障がいある入居者様のちょうど上の階の方です。

フリーレント付きの契約で1か月で退去とは、余程の理由、つまり物件側の問題があったのではないかと思い、管理会社を通じてできる限り詳しく退去理由をお聞きしました。

直接の理由は、物件そのものというよりも周辺環境から来る騒音と振動だったようです。これは当アパートの立地上致し方ないところで、改善の方法もコストを考えるとほぼ無いと言えます。

しかし、細かい理由の中で「ものすごく気になった訳ではないが下の階の方がよく宴会をやっている」というものがありました。とはいえ、常識外れて大騒ぎをしているという事でもないようですので、わざわざ1階の入居者様に注意喚起する程でもなかろうと判断、さらっと流すつもりでしたが・・・

ん?宴会?!!!

おっさんあかんやん。

この1階の入居者様が障害を負われたそもそもの原因は持病の悪化によるものでした。これ以上病状を悪化させず、少しでも長生きするためには、飲酒など以ての外のハズなんですが。

その時私はまずいことに気付きました。何故この入居者様が施設を出て自活したかったか。施設の献立は当然ながら栄養士さんや医療関係者が持病の悪化を防ぐためのメニューを用意しているはずです。

入居者様は管理された節制した食事で、なるべく病気の進行を遅らせ、細く長く生きることを放棄して、好きな時に好きなものを食べ太く短く生きることを選択し、このアパートへ引っ越してこられたのではないでしょうか。

しかし、ご本人にどれ程の覚悟がおありなのか不明ですが、酒を止めなければ数か月後には失明するでしょうし、1年後生きていらっしゃるかどうか。

もちろん、医者でもなく、親類でもない単なる大家が入居者様の生活に事細かく立ち入る事などできません。長く入居頂くことは大家の利益ですし、ご本人にとっても幸せな事だろうという前提でご入居いただいた私の考えが甘かったと痛感します。

太く短い人生。それを入居者様が選ぶのであれば、大家には致し方なし。しかし、これでよかったのだろうか。

 

 

 

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