以前の記事で葛退治について書いた際、ヤブカラシの退治方が解らず、これから春になって奴らが動き出したらどうしようか悩んでいたわけですが、今日のヤフーニュースで興味深い記事がありました。
ヤブカラシは巻き付きつるで自分の同種と他の植物を見分けているというものです。東大の農学部の研究だそうです。
東大の研究によるとつるを巻き付ける際にシュウ酸という物質を検知すると、同種とみなして巻き付かないそうです。ヤブカラシは葉の内部に多量のシュウ酸を蓄積しているそうですが、同様にシュウ酸を蓄積する他の植物に巻き付くか実験したところ、シュウ酸を多く含むものほど巻き付かれにくかったとのことです。
生態学的にはヤブカラシは密生して生えるので、同種同士で巻き付きあって枯らしあうことを防いで繁茂する最適化をはかっている可能性もありますね。
それで、私は単純に思いました。
ヤブカラシが生えてきたら巻き付きそうなところにシュウ酸をぶっかけて置いたらいいのではないか。そしたらヤブカラシはどこにも巻き付けずに死ぬのではないかと。
そこでネットでシュウ酸が買えないか調べたところ、劇物指定になっていて一般では入手不可能。まして、庭先に噴霧するなどもってのほか。残念。
じゃあ、シュウ酸を多く含むと言われているホウレンソウとか、カタバミとかをヤブカラシのつるに無理やりテープとかで固定してやったらどうかと考えました。
その時、「いや、それだったらヤブカラシ自身同志で巻き付かせあったら生育を止めることができるのではないか」
その時、またしてもハッと気が付きました。
去年の夏にグリホ剤をかけてもかけても直ぐに復活して庭中から芽を出すヤブカラシに手こずっていた時に、ネットで何かヤブカラシを駆除するいい方法がないかと調べていた事がありました。
その時に、ちょっと変わったネット記事がありました。確か、植木屋さんか庭木屋さんのブログか何かだったと記憶が定かではありませんが、おぼろげに思います。その方の師匠で自然農法をやられている達人農家さんの話で、
「ヤブカラシは丁寧に絡まっているつるを外して、それをクルクルと巻くように円形に巻いて、そっと地面に置く」と枯れるそうです。その自然農家さんの解釈では、ヤブカラシというのは一旦荒れた地に再び植物が生える環境に戻るまでの植物の先兵みたいなもので、枯れ木等に巻き付くように出来ていると。だから、「お前の仕事は終わったよ」とやさしく言いながらクルクル丸めて地面に置くと、ヤブカラシは自分の自然の中での使命が終わったことを感じて自ら枯れると。
その時は、その話にあまり科学的な裏付けを感じなかったので、「ふーんそんなもんかいな。」くらいの感想でしたが、東大の研究を知った今にして思えば、ヤブカラシを巻いて地面に置くという事は、ヤブカラシのつるが自分自身に触れている状態を作り出し、ヤブカラシ自身は、その地で既に隙間がない程繁茂しているという誤った認識を持つと想像されます。
つまり、自分自身の葉や茎に巻き付けられたつるはシュウ酸を多量に検知して、おそらくは、同種の仲間との肥料や日照といった資源を奪い合う事を避けるという生態学的な意味合いの下、生育を低下させるのではないでしょうか。
そう考えると、自然農家さんの経験に基づく考え方が、実は理にかなっていたという非常に面白い話になります。
とりあえず、これから暖かくなって奴らが地上に出てきたら、テープでも紐でも使ってクルクルまいてしまおう。
効果が楽しみです。