床下調査と施工準備

先日の仕事がデキる感じの大工さんとの打ち合わせの中で、耐震工事に先立って床の補強工事が必要になるということを聞きました。

その前のお断りした工務店との現地調査では、適当に床が頑丈そうだから無しでいいだろう、みたいな話でしたが(床補強無しにも関わらず、ものすごい見積りが出てきたのですが)、今回の場合は、例え床が丈夫でも、窓際近辺で、根太が土台に乗っておらず、土台に釘で打ち付けた根太掛けに掛かっているだけなので、そこを補強する必要があるとの説明を受けました。

ただ、賃貸で回す以上、工事が増えれば利回りに効いてきますし、まして、床を剥がさず、床下に潜っての施工となれば、工賃も割高になりそうなので、私としては、あまりやりたくない工事です。

初め大工さんは根太掛け付近に一本、大引を通して、それを束で支える工事を考えていたようです。しかし問題は、60㎝×60㎝の床下点検口からは、どう考えても2間半の大引は通らないのです。そこで大工さんは大引を点検口を通る長さまでカットして、その分束を増やすという案を考えたようです。

その後、大工さんが帰ってから、一人でぼんやり考えていた時、ふと、根太を直に束で支えたらどうかと、思いつきました。それで、そんなやり方で大丈夫か大工さんに確認したところ、費用の事もあるので、それでDIYでやってくださいという話になりました。

という訳で、床下に入ることになりました。

まあ、やったらできるだろうくらいに思っていましたが、いざとなると、勇気が入ります。

とりあえず、布基礎で床下全面土なので、床下を這いずりまわればドロドロに土が付きます。それも気が乗らない理由の一つです。

釘が頭上に出てるかもしれないので、頭を守りたいのですが、ヘルメットはつっかえるかもしれないし、厚手の頭巾的な何かをワークマンとジョイフルで探しましたが、見つからず、結局、以前に足場作業したときの転落対応のヘルメットをかぶる事にしました。

服は、電気配線のために天井裏を這いまわった時のツナギを着て、さらに、使い捨ての不織布のツナギを上に来ました。ヘッドランプ、防塵ゴーグルと防塵マスクをしました。

装備を万全にし、事前に脳内シミュレーションでイメトレをしていたところ、ふと、50mのロールで買っている養生シートを敷いたらどうかなと思いつきました。

さっそく、点検口直下に養生シートを敷き、その上に電ドラと投光器を設置すると、床下の隅々まで明々と照らしだされて、いい感じです。だいたい暗いと不安感が増しますので、明かりは大事です。

そこをベース基地にして、工具類を置き、そこから施工場所方向に更に養生シートを伸ばしました。これは、我ながらグッドアイデアで、這いまわっても体が全然汚れず、ストレスがぐっと下がりました。

床下に入って分かったのですが、幸い、根太下が約450㎜前後もあり、大引下でも350㎜前後あったので、ヘルメットがつっかえることもなく、方向転換や体位の入れ替えも楽々でストレスがほとんどかからないのもラッキーでした。

そうは言っても初めはおっかなびっくりで、点検口付近で身を横たえて、しばらく慣れるまで時間がかかりました。点検口から足を入れ、体を入れ、ついに頭が床下に入るときに、ふと、思い出した光景がありました。

20代の頃、私はスクーバダイビングをやっていました。その時の頭が水面下に入るときの、今から人の棲む場所とは違う異界に侵入するのだというような緊張した気持ちがよみがえってきたのです。

スクーバダイビングは、登山と同様の危険なスポーツで、前準備の重要性が9割。実際に潜るのは1割かもしれません。登山も綿密な準備と計画が命ですが、それと同じことです。

そのことを思い出し、装備を万全にし、床下での行動の計画をしっかり練った事で、自分の中に安心感が芽生えてきました。さらに言えば、一番気が楽になったのは、スクーバダイビングで、不測の事態が起こって水上に戻れなくなれば、いずれ1時間もしないうちにエアが切れて死ぬ運命にある訳ですが、床下には、なんと海水ではなく空気が満ちていて、何時間とどまっていても、決して窒息する恐れがないのです。これはラッキー。

また、養生シートを貼ったおかげで、出たり入ったりが、全く苦にならなくなったので、少しずつ、床下での行動範囲を広げ、滞在時間を長くとりながら、施工場所と段取りの確認をしました。

点検口と対角線上の床下最深部に到達しました。養生シートが見えます。これだけ明るいのは投光器のおかげです。

その後、夕方になって日が陰って来ましたので、作業は終了し、工事につかう材料をホームセンターに買い出しに行きました。

明日は日曜で、家族サービスがありますので、昼間はほとんど動けませんが、なるべくうまく時間を確保して、一気に施工し終えたいところです。

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA