DIYグレードを買うか、プロ用を買うか

今日は工事から離れて久しぶりに駄文を書きます。DIYを始めるにあたって、皆さん工具を買うと思います。所謂電動工具にはプロ用とDIY用があります。主としてDIY用を取りそろえる会社もありますし、プロ用の有名どころ、マキタやハイコーキにはプロ用とは別にDIY用のラインナップがあります。本格的にDIYをやるとして、どんな工具が必要でしょうか。

 

 

結論的には、身も蓋もない話ですが、人それぞれDIYに求めるところが違いますし、到達レベルも様々なので、それぞれに合ったものを購入すべきでしょう。結局のところは、何かしら工具を買って、少しずつDIYを実際に手を動かしてやってみて、必要な物を買い揃えていく中で、自分の立ち位置みたいなのも明確になっていくのでしょう。

しかし、それでは、あまりに漠として、特にこれから始めたい初心者にはピンときませんね。

万人に当てはまる訳ではありませんが、チンシャクニンオーヤがこれまで5年間くらいやってきた中で、購入してきた物に、自分自身今どんな印象を持っているか、失敗や後悔も含めてコメントしてみますので、よろしければ参考にしてみてください。

インパクトドライバー

まず、DIYをはじめるにあたって、誰もが最初に買う物の筆頭にあげられるのがインパクトドライバーかと思います。

チンシャクニンオーヤは現在2台のインパクトを持っています。写真左は日立(現在はハイコーキ)のプロ用で5万円くらいします。右側の写真はマキタのDIY用で1万3000円くらいでした。どちらも緑色でぱっと見区別がつきませんが、日立はプロ用が緑、DIY用が紫でマキタはプロ用が青、DIY用が緑です。

実は、チンシャクニンオーヤがDIYをやっていく中で、後日改めて、初めてプロ用を買いなおしたものがインパクトドライバーでした。

チンシャクニンオーヤもDIYを始めた当初は、まさかこんなにDIYにはまるとは思っていなかったので、費用対効果を考えて最低限のもので始めました。まずはインパクトが必要になったので、ホームセンターに行き、工具の棚を見て回りました。

そうすると、4万5万の製品が並ぶ中で定価が1万5千円と書かれた緑色のインパクトドライバーが特売で1万3千円で売られていました。見ると、マキタと書いてあり、その当時右も左も解らないレベルでしたが、マキタが電動工具の有名ブランドであることは知っていたので、これはお買い得!と思って即買いしました。

その後3年くらいは、十分に満足して使用しておりました。正確に言えば、今でも用途によっては全く不満はありません。だんだん工具に興味が出てきてカタログを見たり、ネットで情報を調べたりしていく中で、自分の持っている物が、DIYグレードのラインナップの物で、マキタのプロ用の物とは違うこと、更にショックだったのは同じ14.4Vのバッテリーでも、DIY用とプロ用では互換性がない事などを知りましたが、でも、使えているから十分でした。

きっかけは耐震金物

2軒目の空き家再生を始めた時に、耐震補強のため、金物を入れる事を始めました。耐震金物はコーススレッドより太くて長さも結構あるスクエアビットの専用ビスで太い土台や柱に固定します。

ところが、この耐震ビスが打てないのです。途中でインパクトが打ち始めるのですが、すぐにビットが飛んでしまい、ネジ頭をなめるばかりでビスが途中で止まってしまいます。材も堅いしビスも太いからこんなものかと思って、毎回下穴を開けて時間をかけてビスを打つのですが、何本もビスをなめてダメにしてしまい、途中で工事が止まってしまいました。

嫌になって、途中で耐震金物は放置し、別のところを工事しながら、耐震工事については、プロの大工さんに依頼することにしました。

あるとき、大工さんが耐震金物を取り付けている所を見ていると、チンシャクニンオーヤのDIY用のインパクトより随分小型のインパクトで下穴もなく、いきなりビスを打っています。しかも、なんの抵抗もなく簡単にあっという間にビスが入っていきました。大工さんのは最新型のマキタのプロ用でした。

その時、直観で解りました。

「プロ用じゃなきゃダメだ」

で、さっそくプロ用購入に向けて情報収集を始めました。

充電工具はバッテリーを統一した方がいいとのネットの記事を見ましたが、どのみち、DIY用とプロ用では互換性がないため、マキタにこだわらず、自分が普段よく利用するホームセンターで修理等のアフタ―サービスがよさそうな日立にしました。

スペック的にはマキタDIYが14.4Vで130N・m、日立が18Vで177N・mですが、それだけ聞いてもピンときません。でも、日立のプロ用を使うと耐震ビスが豆腐に釘を打つように簡単に入りました。かつて大工さんのプロ用マキタで見たのと同じです。

じゃあ、他のビスはどうかというと、普通のコーススレッドなんかでも、若干打ちやすい気がしますが、この辺は気のせいかもしれません。ただ、バッテリーがマキタDIYが1.1Ahなのに比べて日立が6.0Ahでほとんど充電せずに使い続けられます。これも、マキタDIYしか使っていなかった頃には気にならなかったのですが、今、両方を並行して使っていると、マキタDIYの方は頻繁にバッテリー交換して充電しなくてはいけない感じがします。

という訳で、今はビス打ちは日立、マキタDIYの方は下穴錐や簡単な穴あけに使っています。

しかし、考えようによっては、耐震金物を打たなければ、プロ用は必要ないとも言えます。

チンシャクニンオーヤが今の時点で結局インパクト2台持ちになってムダ金だったかと問われれば、いやいや、インパクトは2台あるほうが圧倒的に仕事がはかどりますから結果的によかったと思っています。なので、最初の1台はDIYグレードのインパクトドライバーで十分かなと思います。その後は必要に応じてプロ用も検討すればよいかと。

丸鋸

インパクトドライバーと丸鋸はどちらも必須工具のように思います。丸鋸もまず第一に購入される方も多いのではないでしょうか。

写真の通り、チンシャクニンオーヤの丸鋸はその時ホームセンターで最安値特価で売っていたリョービのDIYグレードのAC電源です。刃の径が147㎜と小さいものです。また、147㎜だと替え刃の種類が他の165㎜等と比べて少ない気がします。

実は、この径の丸鋸では、柱にするような角材を切ることが出来ません。表から裏から刃を入れても切込み深さが足りないので、最後に残った真ん中の芯のところを手鋸で切る羽目に陥ります。なので、それが一番の不満ではあります。が、柱を切ることはめったにないので、その時多少の不便を我慢して手鋸併用でも今のところ我慢出来ています。

お金と、保管場所に余裕があれば、もっと径の大きい物を一台追加で買いたいなと思っていますが、なかなか購入に踏み切れません。

なので、初めて買う1台としては165㎜くらいのがいいのかもしれません。

それと、もう一つの不満が、ベースがプレスした鉄板で、剛性が低い感じで、ピタッと決まらないんです。ベースがアルミの鋳物で出来てる奴の方が鉄板より値段が高いのですが、ここはケチってはいけませんね。

とは言え、不満を感じながらも相変わらずこのDIY1台でずーっとやってますので、これで十分だったと言えなくもないです。もう一点、この径が小さくてパワーも比較的弱い丸鋸の長所は、安全性です。

DIYの人は、親方に弟子入りしたりすることは滅多になく、普通は、ネットのブログやYoutubeで情報を得て独学でなんとかしてしまうケースが多いと思います。私も誰にも丸鋸の使い方なんか習わなかったので、使い始めた頃は何度かキックバックを喰らいました。

もちろん、死亡事故が起きている事はネット記事等で知っていたので慎重に扱っていたのですが、いくら気を付けても切る材の置き方、切りながら反ってくる材や、いろんな条件で危険があるって事は誰も教えてはくれません。(よくよくネットを探すと、親切にそういったことを教えてくれるプロの職人さんのブログ等に行き当たりますが、なかなか見つかりませんね。)

何度かキックバックを喰らいながら、今こうして生きているのは、偏に、DIY用丸鋸の径が小さくてパワーが弱い事のおかげです。この丸鋸が後ろにすっ飛ぼうとしても、腕力で抑えて自分の体まで後退してくる事が防げました。

そして、失敗を何度か経験すると、音の変化や手応えの変化で、「これ以上押すとヤバい」ってことが解るようになってきました。また、丸鋸の後ろに立たないとか、必ずガイドか定規を使ってフリーハンドで丸鋸を押さないとか、押さえるべき点が解ってきました。

ですが、それでもまだまだチンシャクニンオーヤは未熟者ですので、大きな径の丸鋸は怖くて買えないのが正直なところです。

プロ用になると、モーターのパワーも相当なので、やはり今の自分には怖いです。また、最近のプロ用は充電式が売れ筋のようですし、作業効率を考えれば、圧倒的に充電式に軍配が上がる事は理解できます。しかし、チンシャクニンオーヤは、丸鋸を手から離して置くときには必ずコンセントを抜きます。何かの拍子に引っ掛けたりしてトリガーを引いてしまうのが恐ろしいからです。連続して厚みの違う板を切る時に、切込み深さを調整する時も面倒でも一回一回必ず電源を抜きます。作業効率は悪いですが、プロではないので許されるかと思います。

そんな訳で当面は、径小さめ、モーター弱めのDIY丸鋸がおすすめなのかなと思います。

ドリル兼振動ドリル

ある程度径の大きなドリルビットを使う時には、インパクトドライバーを流用するよりドリル専用機があった方がいいかもしれません。また、コンクリートに5㎜程度の小さな穴を開けるにも、簡易な振動ドリルがあると便利です。

アメリカのDIYメーカーブラックアンドデッカーの振動ドリルです。コンクリートに小穴を開けるものが欲しくてホームセンターに行ったら安かったので買いました。AC電源というのも安さの理由かもしれませんが、まあまあ使えます。AC電源工具の充電工具に対するディスアドバンテージは、10mくらいの延長コードを使う事でかなり軽減されます。まあ、これに関してはDIYグレードで十分だったと思います。でも、当然ながらコンクリを斫ったり、10㎜以上の大穴開けようとするときにはプロ用のハンマードリルが必要です。

マルチツール

マルチツールはリフォームやるなら外せない電動工具と思います。使ったことが無い人は「こんなの要るの?」と思うのですが、あると便利だし、やれることが広がります。写真はアースマン高儀の5千円くらいのAC電源DIYグレードのものです。

マルチツールの本家はBOSCHで、充電、ACといくつか製品がありますし、替え刃の互換性の規格をBOSCHが主導しているので、BOSCHが第一択になるのですが、やはりお値段が・・・。

で、プロ用の良い物を使ったことがないので、比べることが出来ませんが、今のところ、このDIY用で十分に役に立っています。ただ、騒音がかなりのもので、戸建再生の宿命で周囲は住宅地ですから、ご近所さんの怒りを買わないか不安ではあります。もしかしたら、プロ用はもっと静音なのかもと、ちょっと予想しています。もちろん、丸鋸でもインパクトでもかなりの音量を出しますが、このマルチツールは、特に癇に障る高音の振動音を大音量で出します。

なので、なるべく昼間に、しかも、都合良い事に近隣に新築の工事が結構あるので、そこから音が出てる時間に合わせて使ったりしています。

それと、替え刃も注意があります。高速で刃を振動させて、切るというより削っていくような工具ですので、刃の消耗は激しいです。それで、Amazonなんかでは、中華製の一山なんぼの安物がよく出品されています。私は、そういうのを買って、次々使い捨てにしています。

一方、Facebookの知り合いの方のアドバイスで、刃はBOSCH純正の高いのを使うと切れ味が全然違うとも聞き、私も買ってみました。確かによく切れるのですが、ボロ戸建を解体しながら作るというスタイルのため、どこに釘が潜んでいるか解らず、結局中華製安物に戻ってしまいました。

何はともあれ、以前の記事にも書きましたが、これを買ったおかげで、脚立の上で顔面間近で、100㎜のチップソーを付けたディスクグラインダーを使うというシチュエーションの恐怖から解放されたのは大きいです。このパラグラフの意味を共感いただける方には、きっとマルチツールは買って良かったと思っていただける工具かと思います。って、なんでマルチツールの営業みたいな事言ってんのかな、私は。

充電レシプロソー

これはもう便利です。ぶった切りです。でも、ブラックアンドデッカーのDIY用なので、バッテリーの持ちがいまいちです。AC電源でもいいのかな。丸鋸ほどの緊張感もなく、廃材等を切りまくりです。どっちかと言うと解体とか廃材をガラ袋に入るサイズに切るとかそういう作業に使ってます。今のところDIY用で不満ありません。

ディスクグラインダー

職人さんはベビーサンダーって呼んでます。これもプロ用は充電式のがあるようです。でも、私は5000円くらいのBOSCHのDIYグレードで十分の気がします。電気屋師匠もBOSCHと、ホームセンターオリジナルブランドのと、どれもDIYグレードの安いのをたくさん持ってます。目的に合わせて刃を付け替えるのが面倒なので、電気屋師匠は複数台を鉄工用、木工用、コンクリート用などと使い分けています。

レーザー墨出し器

レーザーで垂直と水平を出してくれます。これがあれば水盛りはしなくても離れたところの水平とレベル調整が出来ますし、下げ振りを使わなくても垂直が解ります。とても便利です。日本製有名メーカーのプロ用は数万円以上ですが、私のAmazonでポチった中華製は1万円以下だったように思います。その価格でグリーンレーザーで、十分使えます。レーザーの届く距離とかは、プロ用にはかないませんが、今のところ薄暗い室内で狭い範囲で使う分には必要十分。

レーザー距離計

レーザー距離計はBOSCHのプロ用?かな??色的には青系のBOSCHのプロ用の色ですが、Amazonで安いのを買ったのでDIY用の緑の奴は使っていません。という訳でこれはプロ用がいいのかDIYで十分なのかなんとも言えませんが、あると便利です。写真は土台に置いて梁までの距離を測っています。これくらい長い距離になると、チンシャクニンオーヤレベルの素人がコンベックスで測ると誤差が大きくなります。こんなの無くてもいいんじゃね的な道具ですが、便利です。5000円位だったかな。

というわけで、いかがでしたでしょうか。結局、チンシャクニンオーヤレベルの素人では、インパクトドライバーを除きDIY用で十分という事になってしまいました。もちろん、いい道具はいいに違いないし、お金と保管場所さえあれば、いい道具を買い足したい欲望はあるのですが。

 

 

 

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