雨ですね。今日も午前中から激しい雨が続きましたので、サグラダ1号の工事は進められませんでした。
昨日のアパート1号の孤独死事件の衝撃を引きずったままで、正直、工事が手に付かなかったのもあります。
アパート1号の方は、今は大家としてやれることはほとんどありませんので、サグラダ1号の方に気持ちを切り替えるべきなのですが、こちらはこちらで、憂鬱な案件が立ちはだかっています。
耐震リフォーム工事、まだ始まっていないのです。
先日、40万円くらいの仕事に90万円近い見積りを出されて、1社目の工務店をお断りした記事を書きました。40万の根拠ですが、そもそもその耐震リフォーム工事の設置費材料費込の定価が38万円なのです。これは、ホームページや耐震工法を紹介した書籍などに明記されています。
設置は、大工2人で1日で終了するとHPに書かれていますので、どんな大工が来るかにもよりますが、2人工4~5万円程度でしょう。養生シート、梱包材や端材の廃棄手間賃考えても2万円、事前の現地調査に日当1万円としても経費は8万円ほど。
部材は杉のKD材8尺が主体なので、金物含めて部材をざっと拾ってみても、素人がホームセンターで買っても8万円くらいでしょう。
製造元の加工賃が4万くらい、耐震テストや自治体の認証を取るのにコストがかかっていますが、それはいくらか解りませんが、製造元の粗利を乗せても本体20万円前後くらいではないでしょうか。
実は、1社目の見積りがあんまりだったので、製造元の会社に直接確認の問い合わせをしたのですが、やはり製造元から施工代理店へ卸す時点での値段は、金額の明言はしませんでしたが、20数万円とのことでした。チンシャクニンオオヤの予想もそれ程大きく外してはいないのではないでしょうか。
製造元の担当者としては、安く耐震リフォームをすることで、社会に貢献したいので、施工代理店さんには、38万円の定価の中で、大工の手間賃も、施工代理店自身の粗利もひっくるめて取ってもらう事を契約で取り決めているとの事でした。さらに、製造元ではエンドユーザーからの、施工代理店についてのフィードバックを熱心に求めており、そのこと自体が、これまで、いかに施工業者が、製造元の崇高な志を踏みにじってきたかの証左と言えましょう。
ちなみに、1社目の見積りでは部材本体が製造元から施工代理店に卸される値段として41万円となっており、それに加えて大工の手間賃が11万円、意味の解らない諸経費が20万円等々、製造元との契約違反は明白の驚きの内容でしたが、以前の記事に書いた通り、私は、この業者を非難するつもりは全くありません。
大きな会社で、職人以外の社員の人件費や福利厚生費まで賄うには一回の工事で大きな粗利を取らねば会社が立ち行かないからです。
また、薄利で回転させる賃貸リフォーム専門業者と違って、この工務店は実需相手の会社ですから、この会社のメインとするお客にとって家を買うのは一生に一度となれば、常に顧客は一見さんであり、一回こっきりの商売ですので、その一回に取れるだけ利益を搾り取ろうとするインセンティブが働くのは営利企業である以上仕方のない事と思います。
施主側としては、見積りに納得いかなければ、契約しないだけの話ですので、非難する理由はありません。ただ、チンシャクニンオオヤとしては起こった事実をありのままに中立な立場で記して、このブログを読んでくださっている、私の後に続く施主達の参考になればという一存です。
誰だって、割高の工事で払う必要のないお金を取られるのは嫌ですからね。
この耐震リフォームは、上記の事情があって、全てコミコミ38万円の定価で施工するという内容の契約を製造元と結んだ、施工代理店にしか工事をしてもらえませんので、こちらから選べる工務店の選択肢が少ないという問題があります。というかそれらの業者が誠実な業者であれば、なんの問題もないのですが・・・
1社目にお断りの連絡を入れてすぐに2社目に現地調査の依頼の電話をしたのですが、「忙しいのでスケジュール調整中です」と言われたまま2週間が過ぎようとしています。
この2社目はおそらく、この仕事の利幅が小さいのでやる気がないのかもしれません。あるいは、実需相手の仕事メインで時間軸が賃貸リフォームの会社とは違うのかもしれません。どちらにしろ、こちらとしては、この会社は無い物として、次に進まねばなりません。返事が来ればラッキーくらいの期待度です。
次善の策として、いつもリフォーム工事をお願いしている工務店に相談をしました。こちらは、薄利で多数の賃貸物件の工事を抱えていて、いつも忙しいのは私も理解していますので、こういうややこしい仕事は頼むつもりは無かったのですが、先の2社があまりの対応なので、仕方なく相談してみましたが、お忙しいのか返事がありません。
もう1社、地元の広告紙に載っていた工務店にメールしてみました。日曜なので会社の電話はお休みのようです。
明日あけて月曜なので、電話帳で調べた数社に電話を入れてみるつもりです。
原則的には、いつもよくしてくれる業者とのみお付き合いをして、相見積りは取らないようにしているのですが、今度ばかりは、結果的に複数業者に対してアプローチをかけることになってしまいました。
ぶっちゃけ、これと同様の物をもっと安く、知り合いの大工さんに頼むか、あるいはDIYで作ってしまう事は可能だと思うのですが、それでは入居者へのアピールにならないわけです。この製品は大学と共同で耐震性や耐衝撃性等のテストをクリアしたデータがあり、自治体のお墨付きがあり、チンシャクニンオオヤとしては、その付加価値にお金を払うつもりです。
とにかく早く工事を終わらせたい。それだけです。